パラ競泳日本代表、木下あいら選手が難病!?どんな病気かわかりやすく解説

スポーツ

2025年7月13日、競泳の木下あいら選手(18)が難病であることが公表されました。

木下選手は2024年パリで開催されたパラリンピックで、200メートル個人メドレー(知的障害)にて銅メダを獲得されている方です。

まだまだお若いのに難病なんて、驚きますね。

どういった難病なのか、わかりやすく解説していきます。

どんな病気?

公表された病名は、『再生不良性貧血』と言います。2025年の春頃に病名が判明したようですね。

『再生不良性貧血』とは、簡単に言ってしまうと、「血を作る骨髄がスカスカになってしまう病気」というイメージです。

白血球・赤血球・血小板といった、血を構成する要素が十分に作れなくなってしまうため、貧血になったり、免疫が弱くなったり、血が止まりにくくなったりしてしまうわけです。

この病気になってしまう原因はわからないことも多いのですが、今回に関しては「2024年冬頃に肝炎になった」という情報がありましたので、『肝炎関連再生不良性貧血』だと思われます。

ちょっと難しい話になってきてしまいましたが、要は肝炎を発症し、その1~3ヶ月に再生不良性貧血を発症することがあるため、今回のケースでも時期はおおよそ一致しますね。

治療は?

治療法は、それぞれの患者さんの重症度によって変わります。

簡単に分類してしまうと、若い方の場合、「輸血が必要な病態であれば、基本的には骨髄移植が必要」という形になります。

骨髄がスカスカになってしまったせいで血がうまく作れない病気ですが、それでも「他の人より少ない」くらいであれば移植はせずに薬を使って治療をすることが多いです。
ただし、この病気によって輸血が必要になってくると重症度が一段階あがり、若い方は原則骨髄移植が必要になってきます。

木下選手は「骨髄移植が必要かどうか検討中」とのことですので、定期的な輸血が必要かどうか、その頻度はどのくらいなのか、判断しているところなのでしょうね。

さいごに

国の指定難病でもある再生不良性貧血でうが、頑張って乗り越えてまた活躍する姿を見せてほしいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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